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- June 16, 2020
case:48 空間のアイキャッチになるグリーン【観葉植物・レンタル】
都内のマンションの事例です。
ゆったりとした間取り、質感豊かな床や壁に、美しい家具――。リノベーションをされて、既にとても美しく高級感のある住まいでした。しかし、シンプルモダンなインテリアはどうしても表情が硬く、静的になりがち。そんな空間に柔らかさや心地よさをもたらす要素として、グリーンは効果的です。
植物をやたらとたくさん置く必要はありません。
部屋全体を見渡してみたり、生活動線を歩いてみると、何となく視線や意識が運ばれやすいポイントが見えてきます。そういった箇所が設置場所におすすめ。植物がアイキャッチになり、本数が少なくても緑の効果を感じやすくなります。
ここではダイニング横の窓際の一角と、さらにその先まで視線が伸びるよう外のテラスにも配置しました。
キャビネットやアートがコーディネイトされた美しいコーナーに、樹形が造形的なアルテシマを。
テラスは室内からよく見える柱まわりに、アカシア(右)とレモンマートル(左)を。
同じ高さで並べてしまうと平面的になり圧迫感が出やすいので、木に高低差をつけることもヌケ感をつくるポイントです。
一枚目の写真から視点を右に振ると、リビングがつながっています。
LDKのいちばん奥にあたるソファサイドに、ブラッサイヤを一本添えました。
目線の高さにフォーカルポイントができるだけで、空間自体もぐっと引き締まった印象になります。
植物は視線が伸びやすい位置、あるいは導きたい位置に。
置き場所をていねいに検討することで、グリーンのポテンシャルを最大限に生かすことができます。